気分が沈むのは「自己コントロール感」の低下が原因かも【転職活動】

しゃがみこんでいる男性のイラストのアイキャッチ

ゆるゆると転職活動をやっています。

久しぶりに転職活動をしてみると、驚くほどに気持ちを消耗します。この感じを忘れていました。

蛙本

転職活動がつらい。もう疲れた。

なぜ転職活動をしているとメンタルにダメージを受けるのか。

単純に書類選考に落ちたり、不採用になることが原因ですが、僕の場合は面接の日程調整も嫌な気持ちになりますし、求人サイトを見るだけでも嫌になります。

「不採用になって自分が否定されたと感じるから」だけでなく、もっと大きな何かがあると考えてみたところ、「自己コントロール感の低下」が原因ではないかと感じました。

「コントロール感」とは「行動経済学が最強の学問である」で知った言葉です。

転職活動は自分ではどうにもならないことの連続です。その結果、自己コントロール感が下がり、気分が沈んで転職活動がつらく感じます。

今回は「自己コントロール感とは何か」「自己コントロール感を上げる方法」について書きたいと思います。

目次

自己コントロール感とは?

考える人の写真

「自己コントロール感」とは、自分の人生を自分で意思決定して行動できているかどうかという感覚です。

やろうと思っていたことを「〇〇をやりなさい」と指示されると「今やろうと思ったのに」とやる気をなくした経験があると思います。

まさにこれが自己コントロール感の低下です。

人間は「常に自分で意思決定し、行動している。人生をコントロールしている」と考えており、またそうしたいという強い欲求があります。

出典:「行動経済学が最強の学問である

自分の評価や仕事のプレッシャーなどは、自分でコントロールできません。

ネガティブな気持ちになるの多くの場合は、自分以外の人や状況にコントロールされているときです。

転職活動は自己コントール感が下がることばかり

スーツを着た男性

転職活動はなかなかうまくいきません。

よほどの市場評価が高い人は、入りたい会社を自分の意志で決められることができるでしょうが、多くの場合は選ばれる立場です。

書類選考や面接の結果やメールの返信期限や電話のタイミングなど、自分でコントロールできないことばかりです。

求人サイトを見るだけで気分が沈むのも、希望通りの求人内容や会社の環境が見つからないからです。掲載内容は自分でコントロールできません。

「転職したい」と自分の意志ではじめた転職活動であるにも関わらず、いざはじめてみると自分の意志ではどうにもならないことばかりです。

自己コントロール感の低下による負の連鎖

鎖の写真

自己コントロール感が下がると気分が沈み、無気力になります。

その無気力によってダラダラと過ごしたり、ふて寝をしてしまいます。その結果あっという間に1日が終わります。

「1日無駄にした」「何もできないダメな自分」という後悔によって、さらに気持ちにダメージを受けます。翌日も無気力になり何もせずに過ごします。

自己コントロールが低下が負の連鎖を生み、抜け出せなくなります。

転職活動がつらくてやめる人がいるのは、負の連鎖にハマってしまっているからではないでしょうか。

自己コントロール感が低下 → 気分が沈む → やる気が出ない → 何もしない → やろうと思っていたことができない → 自己コントロール感の低下 → 以下繰り返し

衝動買いと自己コントロール感

紙袋の写真

低下した自己コントロール感を手っ取り早く取り戻す方法が買い物です。

買い物は、自分の意志で選んだものを、自分の力(お金)で自分のものにできる、つまり簡単に「自分でコントロールしている」と感じられる行動です。

出典:「行動経済学が最強の学問である

自己コントロール感の低下は衝動買いを引き起こします。

うまい棒を買うよりも高い時計を買うほうが自分の意思決定のチカラが働きます。

値段が高ければ高いほど自己コントール感が満たされるということです。

自己コントロール感の低下 → メンタルにダメージを受ける → 衝動買い

衝動買いをせずに自己コントロール感を満たすには?

Todoリストの写真

自分でコントロールをした感覚が大切

自己コントロール感はとても曖昧な概念です。

「自分で自分をコントロール」なんて、言ってしまえば気の持ちようです。

自分をコントロールした「感覚」が重要で、本当にコントロールできたかどうかは重要ではありません。

手伝いをしてほしいときに「〇〇やって」と指示されると「ヤダ!」と断られてしまいます。

そんなときは「お風呂洗う? それとも洗濯物たたむ?」と聞くと「じゃあお風呂洗おっかなー」などと言ってもらえることが多いです。

単純に指示をされると、人から言われてやることなので「自己コントロール感」が下がります。

選択肢を与えられると「選ばされて行動した」にもかかわらず、「自分で選択して行動した」という感覚になり、自己コントロール感が上がります。

自分で決めたことが「できた」と感じる

自己コントロール感を高めるには、「自分で選択して行動した」という感覚が大切であって、行動の内容や難易度は関係ありません。

「朝◯時に起きる」でも「毎日窓をあけて空気を入れ替える」でも「はきものを揃える」でもなんでもよいです。

小さな目標達成を繰り返せば、自己コントロール感は上げることができます。

僕はできるかぎり1日の予定を細分化して書き出すようにしています。

自分の計画したことが達成されると「自分できるじゃん!」という気持ちになります。自己コントロール感が上がると、自己肯定感も上がります。

簡単なことでもTo doリストとして紙に書き出して、やり終えたらチェックをつけると達成感が得られるのでオススメです。

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まとめ:自己コントロール感を高めることが、将来の成功につながるはず!

転職活動で気分が沈む原因は自己コントロール感の低下にあると考えてみました。

そうは言っても不採用通知が来ると落ち込みます。こればかりは自分でコントロールできることではありません。

それでも引きずらないでスパッと切り替えるためには、自己コントロール感を高く持っていくことが重要だと感じました。

今日のTo doに「ブログを書く」とあるので、これを書き終えたらチェックを付けて、僕は自己コントロール感をさらに高めることができます。

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