Sunny hoofsteps
朝靄を抜けて 
やわらかな草の匂いがした
ヤギは耳を揺らして 
こっちを見て笑ったみたいだ
誰も知らない静かな草原
足音だけがメロディーになる
Sunny hoofsteps, oh, dancing in my mind
ツノの影が 陽だまりに揺れる
言葉なんていらない
ただこの景色 胸にしまうだけ
まつ毛がゆっくり瞬きして
風が色を変えていく
静けさの中で反芻するヤギは
時をほどくように眠ってた
誰もいない午後の草原
吐息さえもメロディーになる
Sunny hoofsteps, still echo in my mind
ツノの影が 風にほどけてく
言葉では追いつかない
ただこの景色 胸に染みこんでく
ピアノの鍵盤を数えるみたいに
足跡を追いかける
B♭が少し切なく響いて
あぁまた、会いたくなる
Sunny hoofsteps, oh, dancing in my mind
ツノの影が 陽だまりに揺れる
言葉なんていらない
ただこの景色 胸にしまうだけ
Sunny hoofsteps, still echo in my mind
ツノの影が 風にほどけてく
言葉では追いつかない
ただこの景色 胸に染みこんでく
ミニ解説
ヤギの幸せな時間、小屋の中でヤギが反芻したり、一緒にうとうとしたり、そういう時間がテーマです。
日常生活で僕はこういうジャンルをあまり聴かないんですが、「こういうのみんな好きでしょう?」と、正直なところ狙って作りました。
だけどホント、ヤギと一緒に過ごす時間を言葉にすると陳腐になって、こぼれていってしまうんです。言葉では追いつかないんです。
そして、この曲だけが「紙は食べない」と歌っていないです。
ヤギのことをこれまで聴いてきて、詳しくなって、ヤギに興味を持ってもらって、ヤギの過ごすと本当に美しい時間が流れるよっていうことで、はじめから一番最後にすることは決めていました。


 
		