飛龍の滝〜千条の滝:冒険の先にある宝物のような滝【箱根】

箱根:飛龍の滝から千条の滝は、冒険の先にある宝物のような滝だった。

箱根にある飛龍の滝へ行ってきました。飛龍の滝は神奈川県最大規模の滝です。

数年前にはじめて行ったのですが、毎年行くお気に入りの場所になりました。仕事のことでモヤモヤが溜まると雄大な自然に包まれたくなるんですよね。

飛龍の滝は自然探勝歩道というハイキングコースにあり、箱根湯本駅からのアクセスも良いです。それでいて冒険気分を味わうことができてしっかりと自然を堪能できます。

さらに飛龍の滝から少し足を伸ばすと、千条の滝(ちすじのたき)にも行けるんです。それぞれタイプが全く異なる滝を味わうことができます。

雄大な自然に包まれて滝を見ると、心がスッとするんですよね。

今回は飛龍の滝から千条の滝の行き方、道の雰囲気や所要時間などご紹介します。

ちなみに僕が行った日は雨は降っていませんでしたが霧がすごかったです。それでもどうしても行きたかったんですが、もちろん天気が悪い日はおすすめしません。

目次

飛龍の滝へ:畑宿のバス停から自然探勝歩道へ入る

箱根自然探勝歩道の看板
畑宿から道路を登っていくと、この看板が見えてきます。

飛龍の滝へは畑宿からと湯坂路入り口からの2ルートから行くことができます。

畑宿からは飛龍の滝へは登り道で、湯坂路から飛龍の滝までは下り道です。岩がごろごろとしていて歩きやすい道ではありません。そんな道を下っていくのは少し怖いので、僕は毎回畑宿から登っていきます。

箱根湯本駅からバスに乗り20分ほどで畑宿のバス停です。

バス停にはトイレがあります。ハイキングコースに入るとトイレはないので済ませておくとよいでしょう。

バス通りを登っていくと「自然探勝歩道」の看板が右手に見えてきますので、そこが入り口です。自然探勝歩道(ハイキングコース)に入ってしばらくは、舗装されたとても急な坂道が続きます。

畑宿から自然探勝歩道に入ってすぐの急勾配な坂道

毎度毎度、ここで心を折られそうになります。しかしこれを耐えた先には雄大な滝が待っていますから、なんとか耐えてください。

飛龍の滝へ:柱状節理などの見どころも

飛龍の滝の途中にある川

川が流れていたり、小さな橋を渡ったり。涼しげで気持ちがいいです。

飛龍の滝までの道にいるサワガニ

サワガニが歩いていることが多いので、踏まないように気をつけます。

柱状節理

巨大な岩の割れ目があります。

石切場だったのかお城の石垣なのかなんて思っていましたが、「柱状節理」というものだそうです。噴火によって流れてきた溶岩が冷えて固まって自然にできあがったものだとか。しぜんのちからってすげー!

そしてぐんぐん進んでいくとあります、飛龍の滝

少し遠くから見る飛龍の滝
わかりにくいですが、真ん中上が飛龍の滝です。

少し遠くからですが力強い。

実はこの先にも道があり、そこを進むと近くで滝を見ることができます

この日は水量が多くてちょっと怖かったので諦めました。

滝を近くで見るためには、鎖を握りしめて水の流れる岩の上を進んでいくことになります。滑って落ちたらただでは済まないでしょうから仕方がないです。

飛龍の滝を近くで見るために進んでいく危険な道
濡れた岩場を鎖を握って進んでいきます。

実を言うと、過去に2度来ていますがここまでしか行ったことがないんですよね。

一度目は2019年の台風の影響によりこの先は通行止めになっていました。二度目はスニーカーで行ったのでかなり滑りやすくて諦めました。靴も買ったし三度目こそと思ったんですけど、不安がよぎったらやめたほうがいいんです、きっと。

千条の滝へ:湯坂路から鷹巣山

飛龍の滝から芦之湯方面への丸太階段

飛龍の滝をあとにして、芦之湯方面へ歩きます。

丸太階段が長いこと続いていて、周りは植林された木々の道。景色の変化がないので結構疲れる場所です。この日はハルゼミが沢山鳴いていました。

セミといえばニイニイゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、クマゼミ、ヒグラシしか知りませんでした。

はじめは何が鳴いているのかわからなかったのですが、調べてみてハルゼミの存在を知りました。もっと近くで見たかったんですけどね。

霧深いハイキングコース

霧が出てきました。

湯坂路入口の立て札
この看板が見えたら「小涌谷・湯本」方面へと進みます。

湯坂路に入るとなだらかで歩きやすい道です。

なだらかな湯坂路

この道は紅葉の時期がとても綺麗だそうです。

霧の深い鷹巣山頂上付近

霧がひどいですが鷹巣山を超えます。ちなみに鷹巣山の頂上はとても地味で気づかないほどです。「山の頂上」と聞いて想像するような眺望は望めません。

千条の滝へ:鷹巣山を下る。木の根がぼこぼこ

鷹巣山からの下り道

鷹巣山をひたすら下ります。

下り道は結構疲れます。木の根がぼこぼことしていて歩きづらいです。

木の根っこが出ていて歩きづらい道

飛龍の滝までは岩がごろごろ。千条の滝までは木の根がぼこぼこ

ハルゼミの声が少なくなってきて寂しくなってきました。飛龍の滝から芦之湯方面へ行くときの丸太階段エリアがピークでしたね。

千条の滝へと続く川
川の音が聞こえはじめたら滝はもうすぐ!

千条の滝はとても可愛らしい滝です。名前のとおり、千の糸のように水が流れていきます。

千条の滝

飛龍の滝のような雄大さはありませんが、静かで美しい滝です。

千条の滝から小涌谷駅までは徒歩10分ほどです。僕はバスで箱根湯本駅まで戻り、日帰り温泉へ行きました。

昼食で猪肉をはじめて食べて温泉とサウナを満喫しました。

飛龍の滝〜千条の滝:所要時間や服装など

所要時間

今回の所要時間です。

【畑宿〜飛龍の滝 約40分】
9:07 自然探勝歩道(ハイキングコース)入口
9:23 柱状節理通過
9:47 飛龍の滝到着(遠くから見られる場所)
(約15分ほど飛龍の滝を眺める)

【飛龍の滝〜千条の滝 約1時間40分】
10:00 飛龍の滝出発
10:37 湯坂路入り口
10:54 鷹巣山
11:37 千条の滝

合計:2時間30分

服装について

ハイキングコースと言えど、ちょっとした登山のような道です。

途中水が流れている場所を通るので、トレッキングシューズがおすすめです。スニーカーだと濡れた岩の上や湿った地面でかなり滑ります

僕がはじめて行ったときはかなりラフな格好でした。行けなくはないが滑りやすくて歩きづらいですし、何より滑りまくって怖かったです。

歩いているうちに汗をかくので、温度調整できる動きやすい服装で。鋭い草でかすり傷や切り傷がついてしまうかもしれないので、短パンはやめたほうがよさそうです。

虫除けや熱中症対策も忘れずに。ちょくちょく休憩をして、しっかりと水分補給を。

もちろんゴミは持ち帰りましょう。

まとめ:モヤモヤが溜まったら、飛龍の滝と千条の滝を見に行こう

飛龍の滝へ登り、千条の滝へと下りていくルートをご紹介しました。
ちょっとした登山も楽しめて冒険を味わうことができて、たどりついた先には宝物のような滝があります。

それにしても、滝を見ると怖さを感じるんですよね。

荘厳な感じというか、神様がいるような感じなんですかね。滝そのものが御神体となっている場所もありますし、滝ってそういうものなんですかね。

いつの頃からか、仕事などで不安なことがあると神社へ寄ってから帰ることが多くなりました。そんな気持ちになってまでやっているならさっさと仕事をやめればいいんですけどね。

自然の中へ入り飛龍の滝と千条の滝へ行くと、神社へいってお参りしたような感じになるんですよね。そして仕事をやめようと決意も固まってきました。

滝に背中を押してもらえたかもしれません。

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