転職3ヶ月。辛さの種類が変わった。

転職して3ヶ月が経ちました。

以前、転職して1ヶ月のころに記事を書きました。

あわせて読みたい
40歳手前で「わかる自分」から「わからない自分」になるのは辛い。転職1ヶ月の記録 スタートアップに転職して1ヶ月。経験があるから応用できると思っていたのに、競技が違って何もわからない。40歳手前で「わからない自分」になる辛さと、それでも前に進むための自分への言い聞かせ。

あのときの僕は、毎日不安と肩を組んで出勤していました。

サッカーのつもりでスパイクを履いていったら、みんな水球をしていた。

経験値が一旦ゼロになって、レベル1からやり直し。

そんな感覚でした。

あの記事の最後で、僕はこう書きました。

たぶん半年後の自分は笑ってると思うので、その未来の自分を信じて出勤します」と。

じゃあ、半分の3ヶ月経った今、どうなのか。

笑ってるか?

いや、まだ笑ってないです。今も辛いです。

だけど、辛さの種類が変わりました。

今日はその話を、正直に書いておこうと思います。

目次

「3ヶ月経てば楽になる」は本当だったのか

入ったばかりのころは本当に毎日が不安でした。

常に仕事の夢しか見ない。何をしていても仕事がチラつく。眠りも浅くて朝方に仕事の夢で目が覚める。頭の中で今日起こるかもしれないことが膨らんでいって二度寝もできない。

そんな日々でした。

毎日仕事が不安で仕方がなく、「前に転職でも、こんなに辛かったんだっけ?」と確かめるように、過去の自分のブログやSNSを見返していました。

中途採用 つらい」で検索をして、世の中同じ思いの人はいないのかと情報を集めながら出勤していました。

そのときに見たアンケートに、「中途採用、入ってどれくらいで辛くなくなりましたか?」というものがありました。一番多かった回答が「3ヶ月」でした。

なので「3ヶ月経てば辛くなくなる」と自分に言い聞かせるように通勤電車に乗っていました。

で、その3ヶ月が経ちました。

今、辛いか?

はい、辛いです。

だけど、最初のころに辛かったことの多くは、確かに薄れました。そこは嘘じゃないです。少しは楽になりました。

ただ、楽になったぶん、別の辛さがやってきたのでした。

最初の辛さと、今の辛さは違う

霧の中の人

入ったばかりのころに辛かったのは、こういったあたりです。

  • 用語がわからない
  • 人がわからない
  • 誰に聞けばいいかわからない

要は、何もかもがわからない辛さでした。霧の中で、自分がどこに立っているのかすらわからない感じです。

3ヶ月経って、それは少しずつ晴れてきました。

わかることが増えた。
見えることが増えた。

何をすればいいのかわからない、という段階ではなくなってきました。もちろん、わからないことはまだまだ山ほどありますが。

そして、霧が晴れたら晴れたで、今度はこういうものが見えるようになりました。

  • 会社の課題が見える
  • お客さんの期待値が見える
  • そして、自分の足りなさが見える

これが、今の辛さです。

見えるようになったからこそ、自分がどれだけ足りていないかが突きつけられる。他のメンバーが当たり前にやっていることが、自分には全然できない。

引き出しがない。経験値がない。知識がない。

クライアントに、もっとやってあげたいことがある。だけど、その策が自分の中にない。

これは辛いです。

そして、やってあげたいことがあっても、今度はプロダクトのほうが足りていなかったりする。

歯がゆいですし、それが原因でクレームになることもあります。

それもまた辛いです。

最初の「何もわからない」辛さは、自分のなかだけで完結する辛さでした。でも今の辛さは、見えてしまったぶん、外にも向いていて、たぶんこっちのほうが、根が深い気がします。

新しく入ってくる人を見ていて思うこと

交差点の画像

自分が辛かったからこそ、新しく入ってくる人を見る目も少し変わりました。

まだまだこれからの会社なので、新しく入ってくる人もいます。

そういう人を見ていると、思うことがあります。

早く新しい環境に馴染める人がいます。スタートアップ慣れしている人も多く入ってきて、その立ち振る舞いに、素直に感心します。

自分から首を突っ込んで、ガンガン話しかけていく。スタートアップは、そういう人がスッと迎え入れられやすい場所だなとつくづく感じます。

一方で、自分からなかなか話しかけられない人もいます。

これは能力差じゃないと思っています。

単純に、人間関係の話だったり、その人の性格の話。だけど、自分から話しかけられない人、話しかけられ待ちになってしまう人は、たぶん結構辛い。

なぜなら、僕はどちらかというとそちら側だからです。

変に空気を読んでしまう。今話しかけていいんだろうか、とか考えてしまう。所属するチームにもよるとは思いますが、馴染みやすいか、時間がかかるかは、わりとその辺で決まってしまう気がします。

だけど、たぶんそこも含めて、自分で切り開く力が必要なんだろうなと思います。

実は、話しかけられ待ちっぽくて、とくにチヤホヤされるわけでもない男性が入ってきたとき、「なんとなく今この人辛いだろうな」と思って、僕から話しかけに行ったことがありました。

自分が辛かったので、少しでも気持ちが楽になれば良いな、と。

だけどその人は、知らぬ間にいなくなっていました。

一番辛いのはたぶん最初なので、そこを越えてほしかったな、と。まあ、それもその人の選択なので、僕がどうこう言うことではないのですが。

今は話せる人がいる

入ったばかりで辛かったことのうち、一番大きかったのは、話せる人がいなかったことでした。

今は、幸いなことに、チームのなかではずいぶん迎え入れてもらえている気がします。ある程度は、自分の働きっぷりを受け入れてもらえている感覚があります。それだけで、本当にかなり違います。

わからないこと、誰に聞けばいいかわからないこと。それを誰かに話せる。これは大きいです。

別に、愚痴を言いたいわけではないのですが、人に話せるだけで、少し肩の荷が下ろせる。そういう感覚です。

それに、一緒に働いている人たちの多くは、純粋に尊敬できます。「この人すごいな」って思える人ばかりです。これは本当に恵まれた環境だと思います。

もちろん、辛いことは起きます。予期せぬことも起こります。

「こんなこともできないのか」と思われているような気がして、勝手に落ち込むこともあります。

だけど、それでもやっぱり、こういう人たちと一緒に働けているのはありがたいです。

まだまだ辞めるつもりはないです。

朝、まだ早くに目が覚める

正直なところを書いておくと、まだ朝早くに目が覚めてしまう日があります。

仕事の夢を見ることは、だいぶ少なくなりました。そこは1ヶ月のころよりマシです。

でも、大事な何かを控えていたり、プレッシャーがかかっていたりすると、やっぱり首の裏にじっとりと汗をかいて目が覚めます。そしてもちろん、うまくいかない日もあります。

帰り道に、「今日は全然ダメだったな」と、悔しくて仕方がない日があります。

その一方で、すごく達成感のある日もあります。「今週はすごい量の経験値が入ったな」と思える金曜の夜もありますし、「まだまだ自分は伸びるんだな」と、今の成長も、これからの自分の成長を感じられる日もあります。

辛いことのほうがまだ多いです。でも、少しずつ自分を出せるようにもなってきました。小言を言える相手も、ちょっとずつ増えてきました。

3ヶ月前の自分と比べたら、これはこれで、ちゃんと進んでいるんだと思っています。

まとめ:で、半年後はどうなってるんだろう

たぶん、あと3ヶ月、入社して半年経ったころには、もう少し楽になっていると思います。

いや、わからないです。もしかしたら、今より深いところまで見えてしまって、もっと辛くなっているかもしれないです。今の自分が、最初の「何もわからない辛さ」から「足りなさが見える辛さ」に変わったみたいに、また別の辛さに変わっているだけかもしれません。

でも、たぶん、続けていると思います。

3ヶ月経った今、笑ってはいません。

だけど、辛さの種類が変わったということは、たぶん少しは前に進んでいるということなんだろうと思っています。

シェアしていただけると喜びます
目次