なぜ昼寝はできるのに、夜は不安で眠れなくなるのか

ベッドに横になり頭を抱える女性の写真のアイキャッチ

「夜、寝る前になると不安が襲ってきてなかなか寝付けない。昼寝はできるんだけどなあ‥‥」ということないでしょうか?

僕はしょっちゅうあります。無職である現在もありますし、働いているときもありました。

昼寝をするときはすんなりと眠れるのですが、夜の場合は、寝床に入った途端に不安が襲ってきます。それまで眠かったはずなのに全然眠れなくなってしまいます。

なぜ「昼寝はできるのに夜眠れないんだ」と思って調べてみたら「昼寝をしたら夜眠れないのは当たり前」とか「自律神経の乱れ」とかばかり出てきます。

そうじゃなくて「なんで夜寝る前に不安になるのか知りたいんだよ」と。

なので今回は「なぜ夜寝る前に不安になるのか」について自分なりに考えてみました。

結論から言うと、夜寝るということが「1日の終わり」だからということが原因ではないか思います。

これが整理できただけでも、僕は少し気持ちが楽になりましたし「その不安と上手く付き合うためにどうすればよいか」という考えになったので、共有したいと思います。

不安の正体がわかるだけでも落ち着くものです。

目次

夜に眠れなくなる不安の正体を考えてみる

眠れなくなる不安には大きく分けて

  • 自分の内側からの不安
  • 自分の外側からの不安

2種類あるのではないかと思いました。そしてその2つが混ざり合うこともあります。

自分の内側からの不安:寝る前に「反省モード」切り替わる

自分自身を抱く男性の画像

夜眠るということは「1日を終える」ということです。

1日の終わりを迎えることにより、頭が知らず知らずのうちに今日の振り返りをはじめてしまいます。自動的に今日を振り返って「反省モード」になるのではと考えられます。

反省モードになると「今日はアレができなかったな」「もっとこうしていればよかったな」と次から次へと後悔が頭に浮かんできてしまうものです。

後悔や反省点で頭がいっぱいになると「このままではどうしよう」いう大きな不安に襲われます。

「こんなにふがいない自分はこのままで大丈夫なのか」という漠然とした未来への不安です。

無職なった現在の僕が襲われるのはほとんどこれです。

「なぜアレができなかったんだろう」→「でもコレはできた」「じゃあ明日その分アレを頑張ろう」とポジティブに言い換えてみるだけでも気持ちは楽になります。

1日を無駄にしないように予定を立ててPDCAを回し、自分をしっかりと動かして、日々の後悔が少なくなるように実践中です。

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自分の外側からの不安:寝ることは「明日」が来ること

沢山の時計の画像

「1日を終える」ということは、言い換えると「明日が来る」ということでもあります。

それまで漠然としていた「明日」がリアルに目の前に突きつけられることで、次の日にある大きな仕事などの嫌なことが現実味を帯びます。

寝床に入り、明日が現実のものとなったことにより「明日どうしよう」と考えてしまって不安に陥ってしまうことが原因です。仕事をしているときはこの種類の不安も多くありました。

「自分のこれから」などの漠然としたものではなく、未来に明確な嫌なことがある場合の不安です。

これも「明日の業務が心配」→「それだけ大きな仕事を任されるなんて期待されている証拠だ」などとポジティブに言い換えることができます。

僕は「こんなに1日があっという間なんだから、どうせあっという間に明日は過ぎる」とか「明日のこの時間には解放されている」などと考えてもいました。

また「ここは職場じゃないんだから今考えたところで仕事はできない。考えるだけ無駄」と自分に言い聞かせることも多かったです。

寝る前の不安は「雪だるま」のように

雪だるまの画像

この2つの不安が混ざり合って襲ってくる場合もあります。

「翌日の仕事不安だなあ」→「失敗したらどうしよう」→「自分は何もスキルがないなあ」→「このままで大丈夫なのか」などと連想ゲームのように不安が不安を呼びます。

頭に浮かんだひとつの小さな不安が、雪だるま式に成長していきます。

不安が大きく育つ前に対処したいものですが、大きくなってからでも「なぜ不安なのか」をひとつずつ考えて原因を突き止めるだけでも結構落ち着くものです。

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夜は眠れないのに、なぜ昼寝はできるのか

眠るパグの写真

夜の睡眠と違い、昼寝の場合は「1日の終わり」を意識しません。昼寝をしても翌朝にならないからです。

よほど長く昼寝をしてしまう人も中にはいるかもしれませんが、それは結果として次の日になってしまっただけです。寝る前に1日の終わりを意識していないはずです。

「1日の終わり」として眠るかどうかによって、今日の反省や明日の予定などを無意識に意識してしまいます。

そもそも「明日どうしよう」「今日は〇〇だった」「このままでいいのか」と思いながら昼寝をする人はおそらくいないのではないでしょうか。

むしろそれを考えながら眠りにつける人であれば、この記事は読んでいないでしょう。

「1日の区切りとしての睡眠ではない」ので、不安が頭に浮かぶことは少ないです。だから昼寝はすんなりと眠りに入れるのだと思われます。

むしろ昼寝で不安になるのは寝る前ではなく「こんなに寝てしまった!」と昼寝から目覚めたときです。

「夜眠れない」→「昼寝をしてしまう」→「今日を無駄にした」→「寝る前に後悔」→「夜眠れない」のループに陥らないためにも、しっかりと1日を使い切るように日々を過ごしたいものです。

まとめ:寝る前の不安の原因がわかるだけでも、寝付きやすくなるかもよ

なぜ昼寝はできて夜は眠れないのか(寝付きが悪いのか)を考えてみました。

記事にも書いたとおり、

  • 夜眠るのが区切りとしての睡眠だからで
  • 自動的に反省モードになったり
  • 明日が現実のものとして突きつけられるから

ではないかと考えられます。

反省するのではなくプラスに言い換えたり、できたことを褒めたり、「明日のことは明日考えればいい」と開き直ることが大切です。

生きている以上、不安がゼロになることはないでしょう。

不安と上手く付き合いながら日々努力を重ねていくしかありません。これは自分に言い聞かせてます。

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