親と過ごせる時間について考えることがあります。
僕がはじめて見たのは、ネットの書き込みだったと思います。「実家を出た場合、親と過ごせる残りの時間は〇日くらいしかない」といったもので、それを見て心がざわざわとした記憶があります。
特に最近は、父親にがんが見つかったこともあり、そんなことが頭に浮かんでくることがあります。
ちょうど先日、聴いていたラジオでも同様の話をしていました。そこでの内容が今の僕にとってハッとするようなことで、自分を動かすエネルギーになるものだったので書いておこうと思います。
親との残りの時間を考えてネガティブになるよりも、その感情を燃料にして前に進まないといけないんです。
親と過ごせる時間とは
実家を離れると、自然と両親と過ごす時間は激減します。
頻繁に帰省をする人、お盆や年末年始などにしか帰省をしない人、日々が忙しくて全く帰省しない人など、様々な人がいると思います。
先日僕が聴いていたラジオでも、パーソナリティの1人が同じようなことを言っていました。
母親とは1年に1度、3時間くらいしか会わないんです。母親の寿命が仮にあと10年だとしたら30時間くらしか会えないってことじゃないですか。そうやって考えるともっと会わなくちゃって思うんですよね
1年に3時間は随分と少ないと思うのですが、「親と過ごせる時間」について、セイコーホールディングスによる調査が「セイコー時間白書2019」の中で紹介されていました。
35〜39歳の人が別居している自分の母親と生涯で一緒に会って話せる時間は、626時間(26.1日)と1ヶ月にも満たない僅かな時間しか残されていないのです。
「セイコー時間白書2019」
「セイコー時間白書2019」では「大切な人との時間」がテーマになっていて、父親、母親、親友と過ごせる時間について年齢別にまとめられていて、なかなか興味深くも、ちょっと寂しく思います。
その他にも人気テレビ番組の「チコちゃんに叱られる」でも同様のテーマがあったそうです。
残り時間を突きつけられると焦ります。「もっと頻繁に会って話しておかなきゃ!」なんて思ってしまいます。
会っている時間ではなく、何をしているか
僕の聴いていたラジオでは、親との時間の話に対してもう1人のパーソナリティがこう答えていました。
会っている時間より『外で子どもがどう頑張っているか』ということのほうが大事ですよ。そういうもんだって。親って。
親との残り時間について話し始めたのは独身の芸人で、答えたのは子どもが3人いる芸人です。
親の目線からはこんなことを考えているのかと思いました。僕はハッとさせられて、思わずノートにメモしました。
ここのところ、父親が入院したこともあり、どうしても残り時間というネガティブな考え方しかできなくなっていたように思います。
子どもの成功は親の喜びだと思う
親は常に子どもの心配をしているものではないでしょうか。
たしかに考えてみたら、いくら頻繁に会いに来てもらったところで、その子どもが無職だった場合は気が気じゃないことくらいは容易に想像できます。
子どもが社会的に成功していることは親は喜びを感じるのでしょう。子どもの幸せは親の幸せだと思います。
僕自身が現在無職です。これからどうなるのかわかりませんが、真っ当な手段でお金を得て、しっかりと生活する姿を見せないとなと痛感しました。
まとめ:親と過ごす時間も大切。しかし外で頑張る時間が大切。
「外で子どもがどう頑張っているか」
特に僕の場合は結婚もしていますから、それでいて無職なわけなので、より心配になるのもわかります。
ただ、焦ってまた変な職場に入ることも嫌ですし、仕事に追われて不自由に生活するのも嫌なんです。
就職しなければと焦って空回りして、ただ手足をジタバタと動かすだけじゃなくて、しっかりと前進していきたいものです。
11月は頑張った! と胸を張れるように時間を使っていきたいなあ。