先日、朝起きてみると左耳の中からガサガサと音がしていました。
不安に思ってスマホで検索をしてみると「ストレスが原因」だの「早めに病院へ行ったほうがいい」だのと出てきます。
以前から左耳に少し違和感があったため、病院へ行ってきました。
結果から言ってしまうとものすごくあっけないことで、全然なんてことなかったです。
しかしこれも病院へ行ったからこそわかったことなので、病院で診てもらうことの大切さを痛感しました。
面倒くさがらずに病院へ行った自分えらい。
さて今回は僕の耳に起きた不調とその原因についてご紹介します。
同じように耳に違和感がある方々が病院へ行くきっかけになると嬉しいです。
朝起きてみると、耳の中がガサガサと音がする
普段僕は耳栓とアイマスクをして眠っています。
装着して眠るようになって10年ほど経ち、今ではそれらがないと不安で眠れなくなるほどです。
その日は明け方あたりに耳の中からガサガサと音がして、たびたび目が醒めました。
「耳栓の入り具合や位置が悪いのかな」とさほど気に留めていませんでした。
しかし、翌朝あくびをしたり唾を飲み込んだりするたびに左耳の中がガサガサと音がします。
なんとなく耳が詰まっているような感覚もありました。
閉塞感が気になり、試しに鼻をつまんで耳抜きをしてみました。
耳抜きをすると耳に「ボンッ」と音がしますが、左耳はその音が普段よりも大きくて「ガサガサ」「バリバリ」というような音がしました。
数ヶ月前から左耳に違和感があったが病院へは行かなかった
よくよく考えてみると2、3ヶ月ほど前から左耳だけ違和感がありました。
急につーんと耳の奥が痛むことがあったり「キーン」と耳鳴りがしたり。
今回も同じように左耳の異常です。
以前違和感を感じたときに検索をしてみたことがあり「耳鳴りの主な原因はストレス」と書かれていました。
ここのところ仕事に対して大きなストレスがあることを自覚していたので「しかたがないかなあ」と放っていました。
1年ほど前、めまいがひどくて脳神経外科でMRIを撮ってもらったり、耳鼻科で耳を診てもらいました。
しかし特に異常がないとのことでした。
おそらく原因はストレスだと言われ、そのストレスを取り除かないかぎり治療方法は特にないと言われました。
耳の違和感も「原因はストレス」と言われてしまうと、対処のしようがないため放置していたのでした。
耳のガサガサで検索すると出てくる耳の病名
今回の左耳の異常は耳鳴りやちょっとした痛みではなく、ガサガサ、バリバリと音がすることです。
音するということは「耳の中で何かが起こっているのでは?」と素人にも考えられます。
過去に耳垢が動いていてガサガサと音がすることは何度もあります。
しかし今回は明らかに耳垢が原因のものではなさそうでした。
「耳の中 ガサガサいう」「耳 ガサガサ あくび」「耳 ガサガサ 飲み込むとき」などのキーワードで調べてみました。
すると「中耳に何かしら異常がある」だの「耳管の機能に異常がある」だのと出てきます。
そして「耳管開放症」という耳の病気があることを知りました。
ものを飲み込んだり、あくびをするたびに耳がガサガサというようです。
耳管開放症の主な原因を見てみると「ストレス」とありました。
記事を読んでいると症状に当てはまるような気がして「これに違いない!」と確信しました。
耳鳴りといった症状ではなく、病名を出されるとより不安を煽られます。
症状が軽い場合は自然治癒することもあるそうですが、病院で検査を受けたほうがいいとネットには書かれていました。
その日は日曜日だったので、翌日の月曜日に耳鼻科を予約しました。
病院へ行き診断してもらう
翌日になると耳がガサガサいう頻度はかなり下がっていました。
しかし、せっかく予約を取ったので仕事のあとに病院へ行きました。
さて、診察はすぐに終わりました。
耳の奥に髪の毛が入っていたことが原因でした。
スコープのようなものを耳の穴に入れて「あ、これが原因じゃないかなあ」と判断した先生。
掃除機のように吸引力のあるものを耳の穴に入れて吸われました。
ただ、結構奥に入っていたようで少々手こずっていたようには思います。
掃除機だけではだめで、ピンセットのようなものでつまんで取ったのではないでしょうか。
(僕は横を向いていたこともあり、処置について見えていないので正確なことはわかりません)
結構痛かったです。
耳掃除をしていて、奥のほうを触ってしまったときの痛みです。
耳の奥にピンセットのようなものを突っ込まれているので、仕方がないんですけど。
「これが入っていましたよ」と見せられたのは1cmほどの髪の毛でした。
‥‥
「ここのところ仕事でストレスが‥‥」
「数ヶ月前から左耳で耳鳴りがしたり痛みが‥‥」
などと、診察の前には問診票をしっかりと書きました。
「耳に異常があるに違いない!」と確信を持って問診票を記入したことが恥ずかしいです。
問診票を書いていた時間のほうが、診察の時間より長かったです。
まとめ:やはり病院へ行かないとわからない
今回はガサガサと音がする原因が「耳の奥に髪の毛が入っていたため」というなんてことないものでした。
「これは耳管開放症かもしれない!」
「仕事でのストレスが原因に違いない!」
なんて確信したような気持ちで病院へ行きました。
しかし耳の奥に入っていた髪の毛を見せられると、安心するどころか恥ずかしかったです。
病院へ行ってから2週間ほど経ちますが、もちろんその後の左耳は違和感も何もありません。
調べてみると髪の毛が耳に入っていることは、結構よくあることのようで少し安心しました。
健康診断を受けても、聴力検査はありますが耳の中まではスコープで見てくれません。
やはり耳に髪の毛が入っていたということは病院へ行かなければ気づかないことでした。
僕のストレスによる病気に違いないと半ば決めつけたようなテンションで行ったのがダメでした。
専門家でもないくせにネットに書かれている情報を自分に当てはめて診察したつもりでいるのは良くないですね。
いい勉強になりました‥‥。