暑い時期はTシャツをよく着ます。
僕の場合は制服のように、白いTシャツにもんぺでワラーチを履きます。とても快適でストレスフリーです。自分のこの格好、結構気に入っています。
僕の夏の格好は置いといて、
Tシャツの下にインナーは着ていますか?
僕の感覚として、数年前まで男性はTシャツにインナーを着ずに、素肌に直接着るものでした。しかしここ数年でチラホラとTシャツ用のインナーを見かけるようになったように感じます。
実際に僕も3、4年ほど前からインナーを着るようになり、今では僕にとってTシャツの下にインナーを着るのが当たり前になりました。
何故かというと「圧倒的に快適だから」です。
今回は、Tシャツにインナーを着るようになった経緯とインナーを着ることのメリット。そして現時点での僕のベストTシャツ用インナーである「モンベル ジオライン クールメッシュTシャツ」について紹介したいと思います。
なぜTシャツの下にインナーを着るようになったのか
きっかけは少し高い白い無地のTシャツを買ったことでした。少し高いと言っても5000円程度ですが。
そのTシャツ、届いてみたらシルエットはかっこいいんですが、生地が薄い。普段着ているものが5.0オンスなので、それ以下の3.5〜4.0オンスくらいではなかろうかと思われました。
そして着てみると、うっすらと乳首が透けます。「これではとても着られない」と思い、対策を考えたところ一番手っ取り早いのがインナーを着ることでした。乳首隠しがTシャツインナーのきっかけとなりました。
はじめはベージュのものを選びました。Tシャツにインナーを着ることに少し抵抗があったので、着ていることがバレたくなかったんですよね。
Tシャツにインナーを着るメリットとは?
乳首の「透け」や「浮き」を軽減できる
乳首隠しは僕がインナーを着ることになったきっかけです。
無地や薄手のTシャツを着ると、乳首が透けたり、ぽっこりと浮いたりします。見られるもの恥ずかしいですし、見るほうも嫌です。30を超えた男の乳首なんてみたい人なんていないですから。
インナーを着ることで、単純に生地が2枚になりますから浮きにくくなりますし、透けることもありません。
よほどタイトなものを着たり、生地の薄いTシャツを着ることがなければ、ぽっこり問題はただちに解決することができます。
汗をかいても快適に過ごせる
Tシャツのインナーは吸汗性や速乾性に優れているものが多いです。
汗をたくさんかいてもサラサラとしていて、身体に貼り付いて不快な思いをすることが少なくなります。背中にベタッとTシャツが貼り付いているのは、見るほうも不快ですからね。
「ただでさえ暑いのに、Tシャツの下にさらに着るなんて」と思われるかもしれませんが、実はインナーを着るほうが快適です。
汗をかいてもサラッとしているので身体に貼り付かないから不快感も減りますし、突然クーラーのキンキンに効いた部屋に入っても、すぐに乾くので汗冷えすることも少ないです。
お気に入りのTシャツが痛みづらくなる
白Tシャツの大敵といえば、黄ばみや黒ずみなどの汚れ。これらの多くは「汗」や「皮脂汚れ」が原因です。
インナーを着ることで、Tシャツがダイレクトに汗や皮脂を吸うことがなくなります。
Tシャツが汗だくになる頻度は下げられるので、皮脂や汗にさらされる機会が減ります。結果的にお気に入りのTシャツが長持ちすることになります。
汗が吹き出すような猛暑の日は、さすがのインナーも汗を吸いきれなくなり、上に着ているTシャツもびしょびしょになることもあります。絶対に黄ばむことがなくなるわけではありませんが、黄ばむ可能性を下げることはできるのではないでしょうか。
Tシャツのインナーに最適な色はベージュではないと思う
ベージュのインナーが見える恥ずかしさ
僕がはじめて着たTシャツのインナーはベージュでした。Tシャツにインナーを着ていることがバレるのが恥ずかしかったんですよね。
実際に「Tシャツ インナー」で調べると、ベージュでUネックやVネックなど襟元がざっくりと開いたインナーが多く売られています。
しかしこれ、上に着るTシャツによっては襟元からインナーが見えたり、ラインが見えます。Tシャツにインナーを着ていることがバレバレな場合があるんです。
僕自身インナーを着て出かけていてトイレへ寄ったときに、襟元からインナーが見えているということがしょっちゅうありました。そのときは見えないように整えるんですが、結局無駄なんですよね。ふとしたときに見えるのであれば、それはどうやっても見えます。
見えるんだったら「襟元をざっくり切っちゃえばいい」という人もいるようですが、僕はそれが嫌なので切りません。切ったとしてもTシャツの薄さによってはラインが浮く場合もあります。自分で切った不格好なラインが浮いていたら余計恥ずかしいです。
隠そうとしているインナーが見えるのは、独特の恥ずかしさです。
「インナーが見えている」という恥ずかしさだけではなく、「【インナーが見えるのを気にしてベージュやざっくり襟元なのに】見えちゃっている」という二重の恥ずかしさがあります。‥‥考えすぎですかね。
この夏もベージュのインナーが見えちゃっている男の子をチラホラと見かけました。
ちなみに、Tシャツを脱いでベージュのざっくり襟元インナー1枚になったときの恥ずかしさもあります。人前であまり着替えることがなければ問題ないですが。
襟元から見える心配をするなら潔く見せちゃえ
現在の僕はTシャツにインナーとして、モンベルの「ジオライン クールメッシュ Tシャツ」のブラックを愛用しています。いくつか試してきましたが、僕はTシャツのインナーは黒のほうがいいと思っています。
結局のところ、見せないように頑張っても襟元が広いTシャツのときは見えてしまうことがあります。「だったらはじめから見せちゃえば?」という話です。見せパンと同じ考え方ですね。
ここ2年は白Tシャツの下に黒インナーが見えている状態です。妻が言うには「別に変じゃない」とのことだったのでした。自分としてもそんなに変じゃないように思っていますが、単に見慣れただけかもしれませんね。
そうだとしても、僕にとってはふとしたときにベージュのインナーがチラ見えするよりは全然いいです。
Tシャツのインナーにモンベル「ジオライン クールメッシュ Tシャツ」が最高
現在僕はTシャツのインナーとして、モンベルの「ジオライン クールメッシュ Tシャツ」を愛用しています。
ユニクロやグンゼやファミリーマートのインナーTシャツなど、いくつか試しましたが僕にとってはモンベルのクールメッシュが最高でした。
- 圧倒的な速乾性
- 着ているのを忘れるほどの軽さ
- 薄いけど丈夫
こういった当たりが、他のTシャツのインナーの候補に比べて群を抜いていると感じました。
圧倒的な速乾性
モンベルといえば日本を代表するアウトドアブランドです。
「ジオライン」とはモンベルの高機能アンダーウエアに使われている素材で、制菌・防臭効果や伸縮性、吸水拡散性にも優れていて、快適な着心地です。
その差は真夏の屋外などで大量に汗をかくことがあると違いがハッキリと出ます。他メーカーのものも速乾を謳っていますが、大量の汗をかくと背中に貼り付くことがあるんです。
そもそもモンベルですからジオラインは登山用のインナーです。
登山では汗冷えが命取りです。吸収した汗が乾かずに湿ったままだと体温が奪われてしまい、低体温症になってしまうおそれがあります。そのため登山用インナーは汗冷えの対策がとられています。
だからこそ、他の衣類メーカーをよせつけない圧倒的な速乾性なんですね。
ちなみに僕は寒い時期のインナーもジオライン一択です。ヒートテックは汗冷えがひどいので10年ほど前にやめました。一年通してインナーはモンベルです。
着ているのを忘れるほどの軽さ
持ってみるととても軽いです。
登山用なので、動くことを前提に作られています。着ることによって動きを制限されることはもちろんありませんし、そもそもインナーを着ていることを忘れてしまうほどの違和感のない着心地と軽さです。
生地の素材はポリエステル100%です。
名前のとおりメッシュ状で、向こう側が透けて見えるほどの薄さです。
はじめて手にしたときに「こんな薄さで大丈夫か?」と心配になりました。しかし去年の夏は購入した1枚を毎日のように着ていたのでガシガシ洗濯していましたが、よれたり穴が空いたりなんてことは一切ありません。
今年は1枚買い足して2枚を毎日交互に着ていました。もちろんヨレヨレになんてなっていません。おそらく来年も再来年も着られるでしょう。さすがは登山用インナー。とってもタフです。
洗濯してすぐ乾く
圧倒的な速乾性は着たときの快適さだけではありません。
洗濯をしたときにも効果を発揮してくれて、室内に干していても30分から1時間ほどで乾いてしまいます。洗濯機から出した状態で「あれ、ほとんど乾いてない?」と思うほどです。夏場であれば外に干せば10分しないで乾いてしまいそうです。
もちろん気温や湿度によるので、必ず乾いているとは言い切れませんが、僕の所有しているものの中では最も乾くのが早いです。
去年の僕が1枚だけの所有でも、毎日のように着られていたのはこの乾きの早さゆえです。
ササッと洗ってすぐに着られるので、旅行にも役立つでしょうね。
ジオライン クールメッシュ Tシャツのデメリットは?
価格が高い
他メーカーの吸汗速乾インナーに比べると値段が高いです。
これを書いている2023年9月現在の販売価格は税込2860円でした。
これまでに僕がインナーTシャツとして着たものを挙げてみると、
- ユニクロのエアリズムクルーネックTシャツは税込990円
- グンゼのTシャツ用インナー「in.T」のTシャツタイプのクルーネックは税込1980円
- ファミリーマートのインナーTシャツクルーネックは税込1200円
(※すべて2023年9月現在の価格です)
調べてみてグンゼの「in.T」も強気な値段だなあと思いましたが、ジオラインはそこから約1000円も高いことがわかります。
ただ僕としては、約3000円出す価値があると思っています。インナーとしての快適さと数年使うことができるタフさがありますし、すぐに乾くので1枚だけでも夏場を乗り切ることができます。
メッシュの素材感に慣れない人もいる
買う前に僕が調べたところによると、メッシュの触り心地がニガテといる人がいるそうです。たしか「ヤスリで背中をこすられている気分になる」といった旨が書いてあったように記憶しています。
もしかすると敏感肌の人には合わないかもしれません。
エアリズムのようなツルッとしてサラサラしたさわり心地のよさはありません。ジオライン クールメッシュはガサッと、ゴワッとしたとようなさわり心地です。
逆にツルッとしたものは肌に引っ付くようであまり好みではないので、ジオライン クールメッシュのさわり心地、着心地のほうが好みです。
ちなみにモンベルの店頭では見本品があるので、実際にさわって確かめてみることができます。
まとめ:Tシャツにインナーは必須。モンベル「ジオライン クールメッシュ」ならなお快適
Tシャツにインナーを切る理由と、モンベルのジオライン クールメッシュTシャツについてでした。
Tシャツの下にはインナーを着たほうがむしろ快適で、ぽっこり乳首も回避できます。お気に入りのTシャツであれば汗や皮脂汚れのダメージが軽減されるので長く着られるのでオススメです。
そして少々値段は張りますが、モンベルの「ジオライン クールメッシュ Tシャツ」のほうが、登山用インナーなので機能性で優れています。ベージュにしてインナーがチラ見えしていないか心配するよりも、黒いインナーを見える前提で着るほうが変なストレスもありません。
自宅で宅配便が着たときも黒いインナーだと出られますが、ベージュのインナー姿だと恥ずかしくて出られません。そんな機会もありませんが、女性の前で服を脱いだときにベージュのインナー姿を見せるのは恥ずかしいですからね。
Tシャツの襟元から黒いインナーが見えていて、もんぺにワラーチを履いていたら確実に僕です。見かけたら声を書けてくれればコーヒーくらいはご馳走しますので。