裸足派向けのアウトドアシューズ! ビボベアフット『トラッカーレザー AT』がとても良い

ビボベアフット トラッカーレザーを履いた写真

僕は「裸足派」を自称しています。

夏場は自作したワラーチで過ごし、できるだけ裸足に近い感覚でいたいと思っています。

そんな僕ですがヤギのお世話ボランティアを始めたことでアウトドアグッズを揃えるようになりました。

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お世話の最中には崖を登り降りしたり、里山を歩いてヤギのおやつを探したりします。

お世話のときにはアウトドアルックのスニーカーやローカットのトレッキングシューズを履いていましたが、あまりピンと来ていませんでした。

そんな中偶然出会ったのが「VIVOBEARFOOT(ビボベアフット)」でした。

目次

ビボベアフットとの偶然の出会い

ビボベアフット トラッカーレザーAT

もともと興味はあったもののヤギのお世話をするうちにアウトドアグッズへの関心が高くなり、僕のスマートニュースはすっかりアウトドア好きとして最適化されています。

モンベルの新作レビューやおすすめの山などの情報ばかりが表示されるのです。

そしてその日はスマートニュースを「この人はこんな装備で山を登っているよ」みたいな記事を見ていたときに偶然目に入ったのが「VIVOBEARFOOT」の靴でした。

  • 裸足感覚で地面を感じることができる
  • ただし履き始めは足を痛めるので慣れが必要

といったことが書いてあり、「これワラーチと同じじゃん」と思いました。

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そして機能面だけでなく、シンプルな見た目と色使いでとても僕好みでした。

ネットで調べて、しばらく悩み、それでも欲しい気持ちが消えませんでした。

店舗へ行き、試し履きをして、スタッフさんと話して、購入を決めたのが「トラッカーレザーAT」でした。

ビボベアフットを実際に履いてみた感想

履いた瞬間に驚いたのは、地面を「捉えている」感覚の鮮明さ。

裸足派の僕にとって、このフィット感には慣れています。

夏に履いているワラーチほどではないものの、普通のスニーカーやトレッキングシューズとは明らかに異なります。

ローテクスニーカーという裸足派の人が好むソールが薄いスニーカーもありますが、それと近い感じです。

ムーンスター ジャガーエース
かつてムーンスターのジャガーエースを染めて履いてましたが、歩き心地は似ています。

ただローテクスニーカーはトレッキングには向いていないでしょうから、裸足感覚でありながら山登りができるというジャンルはとても嬉しいです。

里山でのヤギのお世話や崖の上り下りでは、これまでの靴では滑りやすく苦労することが多かったのですが、「トラッカーレザー AT」はまったく滑らず、むしろ駆け上がれるようになりました。

里山を走り回ってヤギたちのおやつを調達しています。

さらに防水性能も期待以上。

完全防水とは謳われていませんが、雨の日や沢歩きで水が靴の中に入ってくることはありませんでした。

泥だらけになったのでジャブジャブと洗いましたが、やはり内側に水が入ってくることもありませんでした。

ビボベアフット トラッカーレザーATを洗う

汚れたらジャブジャブ洗って、偶然革のカバンのお手入れ用に持っていたラナパーを塗ってメンテナンスしています。

これまでの靴との比較

これまでヤギのお世話やトレッキングでは、オニツカタイガーの「HMR PEAK LO」やキャラバンの「GK26」を履いていました。

それらと比べると、ビボベアフットの「トラッカーレザー AT」が自分の感覚には一番合っているように感じます。

簡単ですが比較をしてみます。

HMR PEAK LO(オニツカタイガー)

オニツカタイガーのHMR PEAK LOの写真

デザインや履き心地は◎。

しかし厚めのソールのせいで地面を捉える感覚が薄く、滑りやすい場面も多かったです。

本格的なアウトドアシューズではないため、里山や崖を歩くときには不安が残りました。

とはいえ、この靴で茶臼岳に登ってますが。

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GK26(キャラバン)

キャラバンGK26

アプローチシューズというジャンルです。

何よりデザインがすごく可愛く、ゴアテックスなので防水性能も問題なしです。

ただソールが硬くてアスファルトは歩きづらく、裸足派の僕には少し不向きでした。

ローカットが欲しくて買ったくせに、ローカットだと少しのことで靴の中に砂や石が入ってくるのも気になりました。

トラッカーレザー AT(ビボベアフット)

ビボベアフット トラッカーレザーATの正面画像

地面を捉える感覚が抜群で、滑りやすい場面でも安定感があります。

これで山を歩くと、今まではソールがしっかりとした靴に慣れていたため、足裏から得られる情報が多くて嬉しかったです。

ビボベアフット トラッカーレザーATの気になるポイント

と、ここまでビボベアフットを褒めてきましたが、もちろん完璧な靴ではありません。

気になるポイントがいくつかあります。

  • 値段が高い
  • 滑りやすい
  • 取扱店舗が少ない
  • 地下足袋と変わらない?

ひとつずつ見ていきましょう。

①値段が高い

何よりもまず価格が高いです。

裸足感覚のアウトドアブーツとしては他に選択肢が少ないため、それ相応の価値はあります。

ただトラッカーレザーATは33,000円と気軽に購入できる値段ではないのがネックです。

②滑りやすい(ところがある)

メーカーのサイトでは滑りにくいみたいなことが書かれていましたが、場所によってはとても滑ります。

濡れた床面はかなり滑りやすく感じました。沢歩きのときの濡れた岩場はすべらないかと不安で怖かったです。

ソールのパターンがしっかり引っかかるようなゴツゴツしたような岩であれば問題ないのでしょうが、ツルツルした岩の場合は滑ると思います。

また雨の日の商業施設もめちゃくちゃ滑ります。

③取扱店舗が少ない

少し特殊な靴なので、できれば実店舗へ行ってフィッティングしてから購入することをおすすめします。

が、取り扱い店舗がとても少ないです。

ビボベアフットのいろんな製品を見て、色々と試し履きをしてみて、スタッフさんの話を聞いて品物を選ぶべきだと思うので、これはとても不便に感じます。

ちなみに僕は、オニツカタイガーなら26.5cmで、他のメーカーによっては27.0cmを履きますが、ビボベアフットは42(26.6cm)を履いています。

④地下足袋と変わらない(たぶん)

履いていて思うのが、おそらくですが、ほぼ地下足袋の履き心地だと思われます。

前述しましたが、履き心地としてはローテクスニーカーに似ています。

地下足袋のソールはローテクスニーカーと似ていますし、ブーツタイプなので、

トラッカーレザーAT≒地下足袋

のなのではと思い始めています。

見た目が問題なくて、似た履き心地を探しているのであれば、地下足袋を選択することで10分の1の値段で購入することができます。

まあでも、ビボベアフットは見た目がかっこいいですから‥‥。

まとめ:今年買ってよかった靴No.1

気になったところも書きましたが、個人で気にビボベアフットの「トラッカーレザー AT」は、裸足派の僕にとって理想的なアウトドアブーツでした。

地面を捉える感覚、デザイン、防水性能と、どれを取っても満足度が高いです。

高価ではありますが、それに見合う価値がある一足でした。

店舗数は少ないものの、一度履いてみることをおすすめします!

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