30年以上関東(神奈川)に住んでいるにも関わらず、生まれてはじめて高尾山に登りました。
自然とふれあうのが好きなのに、これまでになかなか機会がありませんでした。
以前から高尾山へは行ってみたかったのですが混んでいるイメージがあったので、土日には絶対行きたくないなと思っていました。しかし現在の僕は無職なので休日も平日も、カレンダーの日付の色は関係ない生活をしています。
先日茶臼岳にピクニック気分で行ってから、山に登りたい熱が入りまして、高尾山に数回登ったことのある妻と一緒に行ってきました。
高尾山:登山ルートと所要時間について
■登り
高尾山・清滝駅(8:45)ー15分→琵琶滝(9:00)ー30分→稲荷山コース高尾林道分岐(9:30)ー30分→高尾山(9:40)
■下り
高尾山(10:50)ー10分→高尾山薬王院(11:00)ー30分※天狗焼きを食べる→霞台園地(11:30)ー15分→琵琶滝(11:45)ー15分→高尾山・清滝駅(12:00)
6号路の目安の所要時間は90分となっていますが、結構な早さでノンストップで登ったので、60分で登っていました。
人がチラホラいたので写真や動画を撮る際に映り込むのが嫌で抜かしてしまいたくなり、休憩したとしたら追いつかれてまた写真に映り込むのが嫌だったので、結局ノンストップの早歩き登山となってしまいました。
もう少し景色や雰囲気を楽しんで登ればよかったと後悔しています。
頂上へ上がってグルメを楽しみ、妻がいつも使っている「琵琶滝道」を使って下山しました。
高尾山6号路に登ってみたかった
高尾山といえば舗装されていて、もはや登山ではないようなイメージが元々ありましたが、数年前に複数のルートがあることを知りました。
そこで一番気になったのが6号路でした。
6号路は「水のコース」とも言われるようで、川に沿って歩き、途中は沢の中を登っていきます。複数あるルートの中では人気のコースだそうで、ゴールデンウイークや紅葉シーズンなどは登り一方通行になるようです。
実際に歩いてみてかなり楽しかったです。
僕は山登りというより、川の音を聞きながらのハイキング、渓谷を歩くのが好きなんだなと思わされました。イメージとしては、陣ヶ下渓谷の雰囲気が長く続いているようでした。川の音は癒やされます。
6号路といえばの「飛び石」がすごく嬉しくて、沢歩きを趣味にするのもいいなと思いました。
手を付けてみると川の水が冷たくて、もう少し遊んでいたかったのですが、後ろから来る人たちを気にしてすぐに通り過ぎてしまったのが悔やまれます。
飛び石でかなり興奮したのですが、まさかその直後に延々と続く木の階段があり、そこが一番つらかったです。
階段を上がっている最中に「こんな思いをするならもう二度と登らない!」と思ったのですが、帰ってきてこれを書いているときには、あの辛かったことも思い出になって「あれはあれで楽しかった」「また体験したい」とか考えているのでおもしろいものです。
高尾山のグルメを楽しむ
頂上へ行き、少し景色を楽しみました。
妻が以前食べたなめこ汁を僕も食べたかったので、もみじ台にある「細田屋」へ行ったところ、10:30開店だったため、ベンチに座って休憩をしました。山頂とはちがって、少し歩くだけで人が少なくてゆったりできました。
10:30になり、細田屋でなめこ汁とみそおでんをいただきました。
時間を潰してまで食べる価値がありました。我が家は味噌信者(味噌が好き)なので本当に嬉しかったです。
その後1号路を歩き、ケーブルカー高尾山駅前へ行き、天狗焼きを食べました。
以前買ってきてもらったものを食べたことがあって、そのときもたいぶ美味しかったのですが、できたてを食べるのは格別でした。黒豆ごろごろでパワーがみなぎります。
帰りはマイナールートらしい琵琶滝道で下りる
そのまま1号路へは行かず、霞台園地の脇の階段から行く「琵琶滝道」というルートを使いました。
琵琶滝道は、ケーブルカー高尾山駅付近から琵琶滝へのショートカットコースで、マイナーコースらしく人が少なくてストレスが少ないので、妻が高尾山へ行くときにはこのコースで登り下りするとのことでした。
かつては薬王院参拝のメインルートとして使われていたこともあったそうですが、今ではパンフレットなどにも載っていないルートだそうです。
少々急でしたが、あっという間に琵琶滝まで下りられました。
ちょうどお昼どきだったので、高尾山口駅前の「高尾山Fumotoya」でご飯を食べました。石窯で焼いたピザはおいしいし、前菜ビュッフェ付きで野菜をもりもり食べられるし最高でした!
実際に10月の高尾山を登った服装や靴について
6号路をスニーカーで行くのはやめたほうがいい
6号路は沢歩きがあることが事前にわかっていたため、ゴアテックスのトレッキングシューズを履いていきました。
スニーカーのようなもので歩いている人もちらほら見かけましたが、防水の靴で行ったほうがいいと思います。
6号路の人気スポット「飛び石」の名前のとおり「石を渡っていけば濡れないから大丈夫!」みたいなことが書かれているものも見かけましたが、石が濡れていて滑りやすくて危険です。
それに防水の靴を履いて、石の上ではなく川を歩くほうが楽しいです。
Tシャツ1枚でもいいくらい汗をかいたが、頂上では寒い
当日(10月12日)の服装は、ジオラインLWの上にスポーツ用のドライTシャツを着て、下はうなぎの寝床のもんぺでした。
10月前半の茶臼岳とほぼ同じ格好です。茶臼岳とは標高が全然違うので、6号路で登っている最中は汗だくでした。
しかし頂上へ行き、なめこ汁を食べるために細田屋の開店を待っているときは寒かったです。汗だくなところに秋の風で一気に冷やされました。念のためレインウェア(ウインドブレーカー代わりに)を持っていたので助かりました。
頂上でグルメを楽しむのであれば、ウインドブレーカーは必須です。
電車に乗ればすぐに登山できる高尾山はやっぱりすごい
実際に登ってみて、高尾山が人気な理由がわかった気がします。
何よりもアクセスがよいことです。都心から近く電車だけで行くことができます。
「電車だけ」というのがかなり重要です。電車で最寄り駅に行って、バス乗る必要がありません。
バスってちょっと嫌じゃないですか? 僕だけでしょうか。バスに乗る必要がなく、電車を降りたらすぐに山登りができるというのはかなりポイントが高いです。
日常生活を送っていると「自然に入りたいなあ」ということがままあります。そんなときにあまり調べなくても電車に乗ればすぐに自然に入れます。本格的な登山と違って午後からでもサクッと山に登ることもできます。
色々なコースで登ることができるので「今度はこのコースで行きたいな」と思ったら、またすぐに行くことができますから、とてもいい山だなと思いました。
また高尾山へ行きたいが、やはり平日に
6号路の他にも稲荷山コースも行きたいですし、ご飯を食べているときに後ろから「4号路が一番楽しかった」と聞こえてきたのでそちらも気になります。
平日に行ったにも関わらず「人が多いな」という印象です。遠足で来ているらしい子どもたちや、外国人も多く見られました。
平日ですらそう思ったほどなので、これが休日となると数倍になるでしょうから、恐ろしいです。自分のペースで登れなくなりそうで、結構イライラしちゃいそうだなと思いました。
行ってみないとわかりませんが、イライラしそうだとわかっているところにわざわざ行くほど変態ではありません。
次に高尾山へ行くとしてもやはり平日に行くと思います。しかし現在無職だからできることなので、もしも再就職したとしたら、もう二度と登らないのか? なんてことも考えてしまいました。
近ごろは、自分でコントロールできる仕事がしたいなあと思うことが多いです。
まとめ:ギネスにも認定された高尾山はダテじゃない!
はじめて高尾山、かなり楽しめました。
行ってみてわかったことは、
- 6号路へ行く場合はトレッキングシューズで行ったほうがいい
- 10月でも汗だくになるが、ウインドブレーカーは必須
- なめこ汁とみそおでんおいしい
今回は行きませんでしたが、駅直結で温泉もありますから至れり尽くせりです。やはり超人気なものには理由がちゃんとあるんだなと痛感しました。
これからの自分がどうなるのかわかりませんが、平日に気軽に高尾山に登ったり、旅行へ行けるような仕事がしたいです。
有休が取りやすい職場であれば可能かもしれないですね。
前職が有給消化率がほぼゼロだったので、次の職選びは間違えないようにしたいものです。