気になった本は手当たり次第に読んでいます。
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
ブログをはじめたころからこの本のことは知っていました。
そのときには「自分には必要ないかな」と思っていましたが、ここ数ヶ月間ずっとブログが伸び悩んでいます。
最近はどうすれば魅力的なブログになるのかばかりを考えているので、なにかヒントにならないかと思って手に取りました。
Amazonで高評価で色々な人がおすすめしているのが納得です。
読んでいる途中から、自分の書いてきたブログを全部書き直したくなりました。
「自分には文章力がある」その思い込みが独りよがりになる
学生時代の国語の授業や大学受験での現代文の成績。人からかけられた「文章力があるね」という言葉。
これらの経験が「自分には文章力があるんだ」と思い込み、文章の書き方の本は自分に必要がないと考えていました。
しかしそれが勘違いであることに気が付きました。
ブログをはじめて9ヶ月。気がつくには遅すぎるタイミングです。
最近やっとGoogleアナリティクスの勉強をちゃんとはじめました。
以前は自分のブログが「何回アクセスがあったか」だけを気にして一喜一憂してきました。しかしその数字を気にしたところで意味がないことがやっとわかったのです。
表示された数字よりも記事が最後まで読まれているかどうかのほうが大切です。
案の定、自分のブログは最後まで読まれていることが少ないことが判明しました。
結局のところ「自分には文章力がある」という勘違いが、誰もついてこない独りよがりな文章を量産していることに気が付きました。
良い文章とは何だろう?
ブログの伸び悩みにぶち当たり、アナリティクスを少し勉強したら自分のブログが最後まで読まれていないことが判明しました。
そんなさなかに手に取ったのが『新しい文章力の教室』です。
本を開いてすぐにショックを受けました。
一番初めの内容は「良い文章とは何か」。
良い文章とは完読される文章である
P14
言い換えると最後まで読まれていない自分のブログは「悪い文章」です。いきなりその事実を突きつけられました。
自分自身の経験からしても、最後までスクロールせずに流し見して前のページに戻ることなんてザラにあります。
なぜ最後まで読まなかったのかを考えてみると、文字がびっしりで読みづらい、回りくどい言い回しが疲れる、ノリが寒い、テンションが合わない、理由は様々です。
読み手のときに感じていたことを自分のブログでは解消しているつもりです。
『沈黙のWEBマーケティング』を読んで、行間や改行の重要性を再確認しました。しかし自分の文章については特に気にしていませんでした。
リライトといっても、改行をしたり誤字脱字を直す程度で、自分の文章についてはほとんど変えていませんでした。
自分の文章には無駄が多い
文章を読んでもらうためには、誰にでもわかりやすく簡潔でなければなりません。
『新しい文章力の教室』は「完読されるのが良い文章である」という大前提のもと、そのためのノウハウが沢山書かれています。
当たり前ですが「一文を短く」「接続詞は削る」「漢字とかなのバランスを考える」などのありがちなテクニックだけではありません。
「こんなにも自分の文章には無駄が多いのか!」と気付かせてくれました。
伝えたいことが伝わることが第一義と思い出し、書き手の気持ちよさや表現欲求は二の次、三の次に回す、大人の書き手になってください。
P89
この本で学んだことを活かして、過去に書いた記事をひとつずつ書き直していきたいと思います。はたしてブログがどう変わるのか。
まとめ:自分の文章はもっと良くなる
「もうすぐ100記事だー」とブログを書くことに小慣れてきたように感じていました。
しかしこの本を読んで真正面からダメ出しをされたような気持ちです。
ブログをはじめたばかりのころに読めばよかったようにも思いますが、逆にここまで書いてきたからこそ内容が響いたようにも感じます。
とても学びのある本でした。